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センター長ご挨拶
国際教育交流センターは旧留学生センター時代からの実績を踏まえ、本学のグローバル化推進に着実に成果をあげてきました。さらに2025年4月からは、大学全体の「国際」を担う組織として発足した国際機構内の一組織として、留学生支援部門・日本語教育部門・学生交流推進部門の3部門が密接に連携しながら、全学の国際教育交流の基盤的機能を担います。具体的には、入学前から卒業・修了後のキャリアまでを見据えた留学生のライフサイクル支援を行うとともに、留学生活のQOL向上ならびに学修・研究活動の充実を目指した日本語教育を企画・実施します。また、全学の学生交流(受入・派遣)、多文化共修を含む国際教育プログラムの企画、改善、質保証等を推進していきます。
本センターは以前から、教員と職員が緊密に連携協力しながら留学生と一般学生に対する教育支援活動に取り組むことを強みとしています。留学生や学生にとって身近な存在である各スタッフとの連携協力は勿論のこと、国際部や各部局の留学生相談室等を含む留学生関係教職員との日常的なコミュニケーションのもと、大学全体の言語教育や国際教育交流支援に関わる関係者との間で、さらには学外関係者との間でも、緩やかであるとともにきめ細かなネットワークを着実に広げております。これらのネットワークを活かしながら、留学生の孤立化を防ぎQOLの向上を目指す観点から、大阪大学留学生会(OUISA)やB.S.P.といった学生主体の活動を積極的に支援するほか、地域の国際交流団体やボランティアグループ等と連携協力した各種取り組みにも長年の実績をあげています。
また、所属教員それぞれが研究活動を活発に行い、実践や調査研究の成果を広く発信していることも本センターの特徴です。例えば専任教員が専門分野にあわせて本学研究科(人文学研究科、人間科学研究科)の兼任教員を務め、教育研究指導を行うほか、科研費等の研究助成を多数獲得しています。また、関係する専門学会・国際学会をはじめ、政府・団体等の委員、一般の方に向けた講演や公開講座等、多方面で活躍しています。 新組織となっても、実践と研究を両輪としながら、留学生に「留学してよかった」「阪大生でよかった」と思ってもらえる大学づくりに尽力してまいります。またそれらの地道な活動を通じて、大阪大学が目指す「文化の違いを超えて新たな社会価値の創出を先導できる人材の育成」に貢献します。
これからもよろしくお願いいたします。
国際教育交流センター長 義永美央子